◆ウェブ小説マナー


 1000字小説コンテスト、順調に作品が集まっております。ありがとうございます。
 先ほど投稿作品の整理を行ったのですが、その際に気付いたことがあります。投稿してくださっている方のほとんどが普段小説を書くことに慣れていらっしゃる方ではないので当然といえば当然のことなのですが、綴り方のスタイルというかルールができていない。
 一応小説の書き方にもルールというか、マナー的なものがいくつかあります。それらは原稿用紙や活字にした上での読みやすさを考慮してつくられたものですが、その中でもいくつかのマナーはウェブ上においても有効なものです。
 そこで本日はウェブ上の記述においても有効と思われるマナーをいくつか紹介してみたいと思います。

■改行後の頭は一字落とし
 上の私の記述を見ていただければわかりますが、改行後の新しい段落に入った際には頭の一字を落としています。これをすることで段落の見分けがつきやすく、とても読みやすくなります。
 ただし次の段落が会話文の場合は一字落としを行う必要はありません。

■会話文など「」の最後には句読点をつけない
ex.「俺にセクハラをするなと言うのは、死ねと言っているのと同じ事だ。覚えておけ」
 のように、最後の”覚えておけ”のあとに”。”はつけないのが一般的です。ウェブ上においても”。”と”」”が続くと間延びしたようになり、読みにくくなるのでやはりこのマナーは有効です。

■・・・は……で表現する
 専門用語で6点リードと呼ばれます。これは実際に並べて比べてみれば一目瞭然です。
A.巨乳が・・・好きなんです・・・・・・。
B.巨乳が……好きなんです…………。
 …は普通には変換されないので、・・・を…に変換するなど辞書登録しておくと便利です。

 以上三つのマナーを、私のお薦めマナーとして紹介しておきます。このスタイルを適用するだけで、どんな文章もぐっと読みやすくなりますよ。


 (2004.02.17)

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