◆コンテストを終えて


 またこんな話で恐縮なのですが、ちょっぴり思うことがあったので本日はコンテストのお話を。
 私が1000字小説コンテストを企画し、比較的成功のうちに終わることができたのは、普段あんまり貰えない感想というものを、コンテストに参加することで他の媒体で発表する場合よりも多く貰えるようにしようと考え、またそのためにはどういうシステムで運営すればいいかということを念頭において企画を練ったからだと思っています。
 例えば今回では読者様からのコメント投票という形で、読者の方にも負担をかけず、短評を投票していただくという方式を採用しました。それ以外にも私自身が詳細感想をつけるということを宣言し、参加された方に一つでも多く何らかのレスポンスがあるようにしました。感想・紹介サイト様からの感想つけのご協力をいただけたというのは望外の喜びではありましたが、これももともとの理念と方向性がしっかりしていたからこそ、協力してあげようと思っていただけたのでしょう。
 形から入ることもときには悪くはないと思います。が、自分が投稿者、参加者であると考えた場合、運営側がどういった考えを根幹に持ってコンテストを行っているのか、投稿者、参加者に対して最終的にどういったものを与えようとしているのか、といったことは重要になってくると思います。
 どのようなイメージを描いているのかということは、運営のあらゆる面で透けて見えるものです。そして、受け手側はそういったものに運営側の予想以上に敏感です。
 外面や体裁を整えることは大事ですけれども、私個人としては、その内面から滲み出るものを一段大切にしたいと思っています。

 これは異性に対しても同様です(<いいこと言った)。


 (2004.03.29)

感想を書きに行く 目次へ戻る トップに戻る

inserted by FC2 system